チェルノブイリ記念公園

チェルノブイリ記念公園

原発から約15kmくらい南にあるチェルノブイリ市の中心地にはに「ニガヨモギの星公園」という原発事故をモチーフにした慰霊のための記念公園がつくられていました。ここには原発事故をモチーフにした屋外展示があります。事故後25周年の追悼式典にあわせて建設されました。「第三の天使…黒い天使はラッパを吹き鳴らす。それによりニガヨモギの星を川に落とし、地上の川の三分の一を毒にする。」『ヨハネの黙示録』第8章10節

チェルノブイリ原発事故から25年たった2011年に福島第一原発が事故を起こすわけですが、その事故直後にニガヨモギの星公園がオープンしたんです。そこは1年に1回、チェルノブイリ原発が事故を起こした4月26日に被災者たちが集まって式典をやったりする場所としてつくられています。

ニガヨモギの星公園と、キエフにあるチェルノブイリ博物館の両方を設計したデザイナーのアナトーリ・ハイダマカさんの話によると、彼は「記憶を残す」ことにとても前向きで、公園をつくることも「いいこと」だと思っているのです。公園には事故によって強制避難させられて住めなくなってしまった村の名前を掲げた標識が70個くらいずらっと並んでいます。

公園の奥に続く、記憶の道にそって原発事故により避難区域になった村や町の交通標識が並んでいます。表は白、裏は黒に染められています。白は部分移住の村を、黒は完全移住の村を意味しています。避難区域出身者の方等が、ゾーン内に訪れた際自分の村の標識の前に花を供えていくと云います。

赤い斜線は「ここの村はもうなくなった」と云う意味ではなく、「この村はここまであった」と云う意味でした。

公園の真ん中に、記念樹の桜の木があります。 「ウクライナ国と日本国、両国が負った大きな心の傷が今後この地球上で二度と起きない事を願うと共に、ウクライナ国と日本国、両国の更なる友好の証しに記念植樹をします。2012年4月26日」

これらの他、郵便広場と云うゾーン内の村の住人宛の手紙を伝言板のように受け取れる展示物や、原発事故の収束作業で殉職した作業員達の慰霊碑、そして福島の記憶と云う名のオブジェがあります。

折り鶴の型をした記念碑、HIROSHIMA、FUKUSHIMAと刻まれたプレートが展示してあります。

最終更新日

2017年11月15日

タグ

1日間, 2日間, 3日間, ゾーン内

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ウクライナ在留や海外旅行中の日本の皆さんのための「チェルノブイリ立ち入り禁止区域」内部を見学できるツアー。

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